「ガス置換包装」という言葉の意味
食品業界には「ガス置換包装」という言葉があります。文字どおり、袋の中の気体を、あるガスに置きかえて包装する方法のことです。
やり方としては、袋に商品を入れる際、ふつうの空気をできるだけ抜き取り、代わりに特定のガスを吹き込みます。こうすることで、酸素の少ない環境を袋の中に作り出しているのです。
この方法は、ポテトチップスに限らず、傷みやすい食品を扱う場面で広く使われている技術だといわれています。身近なところにも、実はたくさん応用されているのです。
では、この工夫はポテトチップスだけの特別なものなのでしょうか。次のページでは、意外な仲間たちを紹介します。
コーヒーやナッツにも同じ工夫がある
実は、ガスを使って中身を守る工夫は、ポテトチップスだけのものではありません。コーヒー豆やナッツ類の袋にも、似たような工夫が使われることがあるといわれています。
どちらも油分を含み、酸化しやすい食品という共通点があります。そのため、袋の中の環境を整えて、風味をできるだけ長持ちさせる工夫がされているのです。
スナック菓子の分野でも、ポテトチップスに限らず、油で揚げたものを扱う商品では同じような包装方法が採用されるケースが多いとされています。
ここまでで、「特定のガスに置きかえている」ということが見えてきました。それなら、いっそ全部の空気を抜いてしまえばいいのでは、と思う方もいるかもしれません。次のページでは、その疑問に迫ります。
