寝つきが良くなるのは、実は「間違い」ではありません
「眠れないから、寝る前に一杯だけ」。そんな習慣を持っている人は、意外と多いのではないでしょうか。
実は、この「お酒を飲むと眠くなる」という感覚そのものは、間違いではありません。アルコールには脳の働きを鎮める作用があり、飲んだ後にうとうとしやすくなるのは、多くの研究でも確認されています。
つまり「寝つきが良くなった気がする」というのは、思い込みではなく、体に実際に起きている変化なのです。ここは、まず押さえておきたいポイントです。
ただし「よく眠れた」とはまったく別の話です
ここで気をつけたいのは、「寝つきが良い」ことと「よく眠れている」ことは、まったく別のものだという点です。
眠りに落ちるまでの時間が短いことと、朝までぐっすり眠れることは、体の中では違う仕組みで起きています。寝つきだけを見て「今日はよく眠れた」と判断するのは、実は早合点かもしれません。
厚生労働省がまとめている睡眠に関する指針でも、寝る前のお酒については注意を促す記載があります。次のページでは、この「寝つき」と「眠りの質」がどう違うのか、言葉の成り立ちから見ていきます。

