ポテトチップスの袋はなぜパンパン?実は意味のある特殊な”空気”だった…

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袋の中の酸素は「ゼロ」にできるのか

窒素で置き換えたと聞くと、袋の中の酸素が完全になくなるように思えます。実際には、包装工程や材料、密封状態などによって少量の酸素が残ることがあります。

研究では、ポテトチップスの包装内の残存酸素を測定し、保存性との関係を調べる方法も使われています。

薄いチップスは、重さだけを見ると軽く感じますが、割れやすさは別問題です。細かな傷や局所的な力でも形が変わります。だから包装では、重さではなく「壊れ方」を考えて空間を設けます。測定してみなければ分からない量だからこそ、包装工場では一定の条件を保つための管理が行われています。

大切なのは、酸素を完全にゼロへすることより、できるだけ影響を小さくすることです。窒素充填は、そのための代表的な方法の一つです。

袋の素材を変えるだけでも結果が変わる

同じ窒素を使っていても、袋の材料が違えば保存性は変わります。食品包装の研究では、ポテトチップスの袋に使う多層フィルムの違いによって、保存期間に影響することが調べられています。

外から酸素や水分が入りにくいほどよい場合もありますが、必要な条件は食品や保存期間によって異なります。

保存試験では、同じ食品でも包材や内部の気体条件によって結果が変わります。これは「窒素を入れれば終わり」という話ではありません。包装全体を設計することが、品質保持につながります。だから、窒素だけを見て保存性を判断することはできません。

「窒素+袋の素材+密封」の三つがそろって、包装の力になるのです。一つの工夫だけに頼っていないところが、身近な商品なのに奥深いところでしょう。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。