ポテトチップスの袋には「守るための余白」がある
スーパーでポテトチップスを買い、袋を持ち上げたとき、「中身より袋のほうが大きい」と感じたことはありませんか。しかも袋は、かなりしっかり膨らんでいます。ところが、あの余白は単なる飾りではありません。
ポテトチップスは、空気に触れることで風味が変わる食品です。
袋が大きいと感じるのは、チップスをぎっしり詰めていないからでもあります。薄いチップスは一枚ずつ形が違い、重なり方もそろいません。だから容器には、見た目の量だけでは判断できない余裕が必要になります。
カルビーの公式FAQでも、食品が空気に触れると味や臭い、色が変わることがあり、特にポテトチップスでは油の変化が問題になると説明されています。袋の形そのものに、食品を守るための考え方が隠れているのです。
「中身が少ない」のではなく、袋の形にも理由がある
ポテトチップスは、見た目以上に扱いが難しいお菓子です。薄くて軽いので、袋の中で重い物とぶつかったり、外から押されたりすると欠けやすくなります。そこで注目したいのが、あの大きな袋の空間です。
カルビーや湖池屋の公式案内でも、袋を膨らませる理由として中身を壊れにくくすることが挙げられています。
売り場で袋を軽く触ると、思った以上に張りがある商品があります。その張りを保つことにも意味があります。中身を押し込めないまま、店頭まで形を保つことが包装の役目です。
つまり、買ったときに感じる「余ったような空間」は、食品の状態を保つための設計の一部なのです。では、袋の中は何が入っているのでしょうか。工場で封をされる直前、あの袋には少し意外なものが使われています。
