ポテトチップスの袋はなぜパンパン?実は意味のある特殊な”空気”だった…

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もし窒素を使わなかったら、実際どうなるか

もし窒素を使わず、ふつうの空気のまま袋詰めしていたら、賞味期限まで風味を保つことが難しくなると考えられます。工場から店頭に届くまでの間に、すでに酸化が進んでしまう可能性もあります。

また、クッションの役割もなくなるため、輸送中の割れやすさも増してしまうでしょう。見た目もパリッとした状態を保てず、粉々になったチップスが目立つ袋になってしまうかもしれません。

実際、家庭で手作りしたポテトチップスがすぐにしんなりしてしまう経験をしたことがある方もいるでしょう。それは、窒素のような環境が家庭では作れないからだと考えられます。

こうした工夫が当たり前になる前、日本のポテトチップスはどのように作られていたのでしょうか。次のページで、少し時代をさかのぼってみます。

窒素充填が広まる前の時代

日本でポテトチップスの量産が始まった1960年代、包装の技術は今ほど進んでいなかったと考えられます。当時は、今のように長期間の品質を保つことが、大きな課題だったはずです。

その後、品質を保つための包装技術が少しずつ改良されていき、窒素を使ったガス置換包装のような方法が取り入れられるようになっていったと考えられています。

子ども向けの資料でも、包装のときに窒素を入れることでおいしさが変わらないようにしている、という説明が紹介されています。これは、長年の改良の積み重ねの結果だといえそうです。

技術の進歩でここまで守られるようになった風味ですが、開封後はその効果がなくなってしまいます。次のページでは、開けた後においしさを長持ちさせるコツを紹介します。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。