実はこの気体、空気の中に一番多い
私たちがふだん吸っている空気は、およそ78パーセントがこの気体でできているといわれています。酸素は21パーセントほどで、残りはごくわずかな他の気体です。
つまり、空気の主成分といってもよいくらい、身のまわりにありふれた気体なのです。それでいて、酸素と違ってほとんど他の物質と反応しない性質を持っています。
これだけ豊富にある気体なら、取り出すためのコストも比較的おさえやすいと考えられます。安全性、反応のしにくさ、そして手に入りやすさ。この3つがそろっていることが、食品包装で選ばれる大きな理由になっているようです。
ここまでヒントを並べてきましたが、そろそろ袋の中身をはっきり吸い込んでも大丈夫なのか、気になる方もいるでしょう。次のページで、その点にも触れていきます。
吸い込んでも心配いらない理由
袋を開けたときに「プシュッ」と気体が抜ける音がして、少し驚いた経験がある方もいるかもしれません。この気体を吸い込んでしまっても、基本的に心配はいらないとされています。
先ほど触れたとおり、私たちがふだん呼吸している空気の大部分も、もともとこの気体で占められています。特別な物質が入っているわけではないのです。
ただし、極端に狭い空間で大量に吸い込むといった特殊な状況では、酸素の割合が下がってしまうこともあるため、注意は必要だといわれています。ふだんお菓子の袋を開ける程度であれば、問題になることはまずないでしょう。
安全性についても確認できたところで、いよいよ次のページでは、この気体の名前と役割を、資料をもとにはっきりさせていきます。
