「袋の86%が空気」は、どの商品にも当てはまる?
インターネットでは、ポテトチップスの袋について「ほとんどが空気」とする数字を見かけることがあります。たしかに、袋の体積に対して中身が占める割合が小さく見える商品はあります。
ただし、袋の何%が気体なのかを、すべての商品に当てはめることはできません。
開ける前の袋を手で押すと、フィルムの反発する感じがあります。袋の材質によって感触は異なりますが、内部に気体が保たれていることを体感しやすい瞬間です。身近な包装だからこそ観察できます。
内容量、チップスのかさ、袋の大きさ、包装条件で変わるからです。特定の商品を測った数字を一般化するより、「中身を守るために大きな気体空間をつくっている」と理解するほうが正確です。
同じ50グラムでも、袋の見た目は変えられる
たとえば同じ重さのポテトチップスでも、チップスの形や重なり方によって袋の中で占める体積は変わります。さらに、輸送中の破損を減らすために、どの程度の空間を確保するかも包装設計の一部です。
食品分野の資料では、一般的なポテトチップスの小袋からファミリーサイズまで、内容量に幅があることが紹介されています。
開封すると、袋の中の環境は外とつながります。そこから先は、未開封時のように内部の気体を保つことはできません。開封後の保存では、密閉や湿気対策が大切になります。
「袋が大きい=中身が少ない」という単純な見方では、包装の目的を捉えきれません。見た目に惑わされず、何を守るための空間なのかを見ると、印象が変わります。
