「タウンページ」はもうこの世にない、は本当?
「タウンページ」と聞くと、もう跡形もなく消えてしまったと思う人がいるかもしれません。しかし、それは少し正確ではありません。タウンページという名前自体は、今もインターネットの中で使われ続けています。
紙の冊子を配る仕組みが終わっただけで、電話番号を調べるサービスそのものがゼロになったわけではないのです。実は、姿を変えて生き残っている部分があります。ただし、多くの家庭にとって身近だった「あの厚い本」は、確かに姿を消しました。何が終わって、何が残ったのか、順番に見ていきます。
かつては各家庭に届いていた分厚い本
タウンページは、かつて全国のほぼすべての家庭や会社に無料で配られていました。電話を契約すると、自動的に届く本だったのです。ところが、その発行部数は年々減り続けていました。
ある報道によりますと、終了が決まった時点での発行部数は、ピーク時と比べて半分以下にまで落ち込んでいたとされています。厚い紙の束を毎年めくっていた時代から、今では手に取ったことすらない人も増えました。この落ち込みの背景には、ある通信機器の急速な普及があります。次のページでは、タウンページという名前がどこから来たのか、その成り立ちから見ていきます。

