「病院に行っていないのに税金が安くなる」って本当?
医療費控除というと、病院や薬局で処方せんをもらって支払ったお金だけが対象、と思っている方は多いのではないでしょうか。ですが、これは半分だけ正解で、半分は誤解です。
実は、病院に一度も行かなくても、税金が少し安くなる制度が日本にはちゃんと存在します。しかも、対象になるのは「風邪薬」や「胃薬」など、ドラッグストアで普通に買える市販薬です。
もちろん、どんな市販薬でも対象になるわけではありませんし、条件もあります。ですが「病院代だけが控除の対象」という思い込みは、まず捨てて大丈夫です。
そもそも「控除」と「還付」はどう違うの?
この話を進める前に、少しだけ言葉の整理をしておきます。「控除」とは、税金を計算するときに引き算できる金額のことです。控除が増えれば、その分だけ税金のもとになる金額が小さくなります。
似た言葉に「還付」がありますが、これは払いすぎた税金があとから戻ってくることを指します。市販薬の購入で使える今回の制度も、まずは「控除」で税金のもとを減らし、結果として払いすぎた分が「還付」される、という流れになります。
実際にこの制度を使っている人がどれくらいいるのか、数字を見てみると、少し意外な差が見えてきます。

