迷走神経反射で失神する人はどれくらいいるのか
くしゃみだけでなく、咳や排尿、急な痛みなどをきっかけに、一時的に気が遠くなることを「迷走神経反射」と呼びます。これは、副交感神経という体をリラックスさせる神経が、何かのきっかけで過剰に反応してしまうことで起こります。
迷走神経反射そのものは、決して珍しいものではなく、立ちくらみやめまいという形で、多くの人が一度は経験しているといわれています。長時間立ちっぱなしでいたときや、お風呂上がりにくらっとした経験がある方も多いのではないでしょうか。
この反射が起きても、多くの場合は数十秒から数分ほど横になって休めば回復し、後遺症が残ることはほとんどないとされています。ただし、繰り返し起きる場合は、別の病気が隠れていないかを調べたほうがよいこともあります。
くしゃみによる失神も、この迷走神経反射の一種と考えられています。次は、そもそもくしゃみが出るのは風邪のときだけなのか、という点を確認してみましょう。
くしゃみが出るのは風邪のときだけではない
「くしゃみが出る=風邪をひいている」と考える人は多いかもしれません。ですが、実際にはくしゃみが出るきっかけは、風邪以外にもたくさんあります。
花粉やほこり、香水のにおい、コショウなどの刺激物、急な温度変化なども、くしゃみのきっかけになります。鼻の粘膜が何らかの刺激を受け取ると、体はそれを外に出そうとしてくしゃみを起こす仕組みになっているためです。
さらに変わったところでは、まぶしい光を見たときにくしゃみが出る人もいます。これは体質のひとつで、後のページで詳しく紹介します。
くしゃみの原因は思っている以上に幅広いことが分かってきました。ここで一度、話を「心臓が止まる」というテーマそのものに戻してみましょう。もし本当に心臓が止まったら、体には何が起きるのでしょうか。
