世界に残るくしゃみにまつわる言い伝え
くしゃみにまつわる言い伝えは、日本や欧米だけでなく、世界各地に見られます。多くの国で、くしゃみは単なる体の反応以上の意味を持つものとして扱われてきました。
たとえば、くしゃみをした回数によって運勢を占うという言い伝えを持つ地域もあります。1回なら褒められている、2回なら悪口を言われている、といったように、回数ごとに意味づけをする文化は世界各地に見られます。
科学的な根拠があるわけではありませんが、それだけ昔の人々にとって、くしゃみは「体の中の何かが起きているサイン」として、身近で気になる存在だったのでしょう。
言い伝えの世界を離れて、最後にもう一度、くしゃみと似ているようで違う「咳」との違いも確認しておきましょう。
くしゃみと咳、体の仕組みの違い
くしゃみと咳は、どちらも体の中の異物を外に出そうとする反応ですが、きっかけになる場所と仕組みには違いがあります。
くしゃみは主に鼻の粘膜への刺激がきっかけで起こります。一方、咳はのどや気管など、もう少し奥の呼吸の通り道への刺激がきっかけで起こります。どちらも異物を追い出すための、体にそなわった防御反応という点は共通しています。
くしゃみと咳のどちらも、胸の中の圧力を一時的に大きく変化させる点は同じです。そのため、咳が続くときにも、くしゃみと同じように胸や喉に負担がかかりやすいといわれています。
体を守るための反応が、実はいろいろな共通点を持っていることが分かりました。次のページでは、私たちは1日にどれくらいくしゃみをしているのか、数字で振り返ってみます。
