入院にまで至った症例の詳しい経過
先ほど紹介した男性は、その後病院で抗生剤による治療を受け、しばらくの間は口から食事をとることができず、チューブを使った栄養補給で過ごしたと伝えられています。
安静にして過ごすうちに少しずつ症状が改善し、やがて口から食事がとれるようになったそうです。最終的には後遺症も残らずに回復したと報告されています。
また、これとは別に、鼻をつまんでくしゃみをこらえたことで、のどの気管そのものが裂けてしまったという、世界でも例のないめずらしい症例も報告されています。首の両側が腫れ、痛みで首を動かしにくくなるほどだったといいます。
こうした報告をした医師たちは、くしゃみを無理に我慢しないよう、多くの人に呼びかけています。では、人前でどうしてもくしゃみが出てしまうとき、どうするのが正しいのでしょうか。
くしゃみを我慢したいときの正しい対処法
くしゃみを完全に止めることは難しくても、まわりへの配慮と体への負担を両立させる方法はあります。ポイントは「鼻と口を同時にふさがないこと」です。
ティッシュやハンカチ、あるいは自分の袖やひじの内側で口元をおおいながらくしゃみをすれば、飛沫が飛び散るのをある程度おさえつつ、体の中の圧力もきちんと外に逃がすことができます。
どうしても人前で出しにくいときは、下を向いて小さく力を抜くようにするだけでも、鼻と口を完全にふさぐよりは体への負担を減らせます。大切なのは、圧力の逃げ道を完全にふさがないことです。
ここまでは体への負担を中心に見てきましたが、そもそも人によってくしゃみの音の大きさが違うのはなぜなのでしょうか。次のページで見ていきます。
