人は1日にどれくらいくしゃみをしているのか
くしゃみの回数は、季節や体調、住んでいる環境によって大きく変わります。花粉の季節や、風邪をひいているときは、1日に何度もくしゃみが出ることも珍しくありません。
体調が落ち着いている時期であれば、くしゃみをまったくしない日がある人も多いでしょう。逆に、光くしゃみ反射を持つ人であれば、晴れた日に外に出るたびにくしゃみが出るということも考えられます。
回数に「これが平均です」という決まった数字を当てはめるのは難しいものの、くしゃみが体調や環境のバロメーターになっていることは間違いなさそうです。急にくしゃみの回数が増えたときは、花粉や空気の乾燥など、身の回りの変化を振り返ってみるのもよいかもしれません。
最後に、これまでの内容を踏まえて、もう一度「我慢は平気」という考え方について振り返っておきましょう。
「我慢しても平気」という考えは見直したい
これまで見てきたように、くしゃみで心臓が止まることはありませんが、無理な我慢には別のリスクがあることが分かりました。
「心臓が止まるわけではないから、我慢しても平気」と考えてしまうのは、実は正確ではありません。心臓への影響は心配しすぎなくてよい一方で、鼻をつまんで口を閉じる我慢は、のどや耳への負担という、また別のリスクを持っているためです。
大切なのは、我慢をゼロにするか完全に出すか、という二択で考えるのではなく、「圧力の逃げ道を確保しながら、周囲にも配慮する」という中間の方法を選ぶことです。
最後のページでは、医師がすすめる正しいくしゃみの仕方と、くしゃみにまつわる意外な後日談を紹介して、この記事を締めくくります。
