「一定の取り組み」とは、具体的に何を指す言葉?
制度の条件としてたびたび登場する「健康の保持増進及び疾病の予防への一定の取り組み」という言葉、少し堅く感じますよね。
かみくだいて言うと、これは「健康診断を受けている」「予防接種を受けている」「がん検診を受けている」といった、健康を守るための行動のことを指しています。特別なことをする必要はなく、多くの人が毎年当たり前のように受けている会社の健康診断なども、この「取り組み」に含まれるとされています。
難しい言葉に見えても、中身は意外と身近なものなのです。
国が制度を作った狙いは「自分で健康を守る人」を増やすこと
厚生労働省の資料などでは、この制度の狙いについて、軽い体調不良は市販薬で対応してもらうことで、病院にかかる医療費全体を抑えたい、という考え方が紹介されているとされています。
国全体の医療費が増え続けるなかで、「自分で健康を守れる部分は自分で守ってもらう」という発想が、この制度の背景にあるとする見方があります。
そう考えると、この制度は単なる節税テクニックというより、社会全体の医療費と関わりのある仕組みだと言えそうです。そして、記事の冒頭で触れた「1万2000円」という数字には、はっきりとした意味があります。
