「世界地図の大きさ」は本物ではない…440年間続いた錯覚

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「メルカトル図法」という名前の意味

今、多くの学校や本で使われている世界地図の描き方には、「メルカトル図法」という名前がついています。

この名前は、この地図を考え出した人物の名字からきています。「メルカトル」はラテン語で「商人」を意味する言葉だといわれています。

実はこの人物、生まれたときの名前は「ゲラルドゥス・クレメル」という名でした。当時のヨーロッパの学者の間では、自分の名前をラテン語風に改めることがよくあり、その結果「メルカトル」と名乗るようになったとされています。

つまり「メルカトル図法」という名前は、地図の特徴を表した言葉ではなく、単純に「考えた人の名前」がそのまま使われているというわけです。

考案者メルカトルは、どんな人物だったのか

メルカトルは、今のベルギーやオランダのあたりにあたる「フランドル地方」の出身とされる、16世紀の地理学者です。

当時のヨーロッパは大航海時代の真っただ中で、船で遠くの国へ渡ることが国の力を左右する時代でした。メルカトルは地図作りの職人として、当時のヨーロッパでかなり名の知れた存在だったといわれています。

彼が作った地図は単なる絵ではなく、実際に船を導くための実用品として発表されました。1569年に、この後の世界の地図の常識を大きく変えることになる図法を世に送り出します。

では、メルカトルはいったい何のためにこの独特な図法を作ったのでしょうか。次のページでその本当の目的に迫ります。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。