「世界地図の大きさ」は本物ではない…440年間続いた錯覚

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意外な後日談、地図をめぐる今の動き

先ほど紹介したボストンの公立学校の取り組みは、その後も他の地域や教育関係者の間で、たびたび話題として取り上げられるようになったと伝えられています。

また、デジタル地図の分野でも、大手のIT企業がスマートフォン版の地図アプリに、パソコン版と同じような立体的な地球儀表示を取り入れる動きを進めているとされています。

技術が進歩したことで、「平らな紙に印刷する」という制約から解放され、誰でも手軽に立体的な地球儀を回して眺められる時代になりつつあります。これは、450年以上前には想像もできなかった変化だといえるでしょう。

1枚の地図から始まった話が、教育や技術の最前線にまでつながっている。そう考えると、あらためて地図というものの影響力の大きさを感じます。

今後、世界地図はどう変わっていくと考えられるか

今後、紙の地図がすぐになくなるとは考えにくいですが、スマートフォンやパソコンで地図を見る機会が増えるほど、立体的な地球儀表示に触れる場面も自然と増えていくと考えられます。

そうなれば、「地図で見た国の大きさ」よりも先に、「地球儀で見た国の大きさ」が、多くの人にとっての基準になっていく可能性も十分に考えられます。

とはいえ、メルカトル図法が持つ「角度の正確さ」や「見やすさ」といった長所は、これからも道案内や航海の分野で活躍し続けるはずです。地図は完全になくなるのではなく、目的に応じて使い分けられる時代に向かっていると考えるのが自然でしょう。

ここまで長くお付き合いいただきましたが、最後に今回の内容を簡単に振り返っておきたいと思います。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。