「世界地図の大きさ」は本物ではない…440年間続いた錯覚

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ここまでの手がかりを、いったん整理してみる

ここまでの話をざっとまとめてみましょう。私たちが日常でよく目にする世界地図は、1569年にメルカトルという人物が考え出した図法をもとにしています。

この図法は、もともと航海の際にコンパスの角度と地図の直線を一致させるために作られたものでした。角度を正しく保つ代わりに、緯度が高くなるほど陸地の面積が実際より大きく表現される、という特徴を持っています。

グリーンランドとアフリカ、ロシアとアフリカ、南米とヨーロッパなど、実際の面積と地図の印象が大きく食い違う組み合わせがいくつも存在することも見てきました。

これらの情報を踏まえると、タイトルにあった「440年間続いた錯覚」の正体が、かなりはっきり見えてきたのではないでしょうか。

「440年」という長さが意味するもの

メルカトル図法が発表されたのは1569年です。そこから現在の2020年代まで数えると、実に450年以上の年月が経っていることになります。

タイトルにある「440年間」という長さは、この図法が世に出てから、多くの人にとって当たり前の世界地図として使われ続けてきた期間の目安として広く言われている数字です。もちろん、どの時点を区切りにするかによって、この年数は多少前後する場合があります。

それだけの長い期間、多くの人が「地図に描かれた大きさ=そのままの現実の大きさ」だと、当たり前のように受け止めてきたということです。

それでは、いよいよこの「大きさの錯覚」の核心をはっきりとお伝えします。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。