パンが日本で売れなかった… 明治7年「あんパン」が変えた常識

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実はとても古い、あんこの歴史

あんぱんに欠かせないあんこですが、その材料である小豆と日本人の関わりは、あんぱんよりもはるかに古いものです。

国内の遺跡からは、縄文時代にあたるとされる古い時代から小豆を育てていた痕跡が見つかっているといわれています。ただし、当時はまだ砂糖がなかったため、今のような甘いあんこが作られるようになったのは、もっとあとの時代のことです。

甘いあんこが広く作られるようになったのは、戦国時代のころからとされています。長い年月をかけて、日本人の暮らしに根づいていった食材だったのです。

この歴史あるあんこと、まだ新しかったパンを組み合わせるという発想は、どこから生まれたのでしょうか。

パンとあんこを結びつけた発想の転換

木村親子は、パンをそのまま西洋風に食べてもらおうとするのではなく、和菓子の要素を取り入れる方向に発想を切り替えました。

「酒種で作った生地に、あんこを包んでみたらどうか」。パン職人の視点だけでなく、和菓子の考え方も取り入れたこの発想が、これまでにない新しい食べ物を生み出すきっかけになりました。

西洋の技術と、日本に古くからある和菓子の知恵を組み合わせる。この和洋折衷の発想こそが、のちの大きな評判につながっていきます。

そしてこの新しいパンは、ある人物との出会いによって、さらに大きな舞台へと進んでいくことになります。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。