「消費カロリーを知らされる」ことが引き金になる
先ほど紹介した研究をもう少し詳しく見てみます。
運動で消費したカロリーの数字を本人に伝えることが、逆に「その分は食べていい」という許可のような働きをしてしまう可能性がある、と指摘されています。
数字を知ること自体が悪いわけではなく、その数字の受け止め方によって、その後の行動が変わってくるようです。
「見える化」が、必ずしも節制につながるとは限らないという点は、覚えておきたいポイントです。
Q. なぜ「運動した」という事実だけで気が緩むのか
数字の正確さとは関係なく、なぜ「運動した」というだけで気が緩んでしまうのでしょうか。
A. 一つの理由として、運動という行動そのものが「自分を律することができた」という達成感を生みやすいことが挙げられます。
その達成感が、「これだけ頑張ったのだから」という気持ちにつながり、他の場面での我慢のハードルを下げてしまうと考えられています。
カロリーの計算というより、気持ちの上での「貸し借り」の感覚が働いているとも言えそうです。
