運動をした日ほど、なぜか甘いものが欲しくなる不思議
「今日は30分歩いたから」少し得意な気持ちで、帰り道に甘いものへ手が伸びる。そんな経験がある人は多いのではないでしょうか。
ですが医学的には、運動をすると食欲はむしろ抑えられる方向に働くことが分かっています。空腹をつくるホルモンが減り、満腹を感じやすくするホルモンが増えるためです。
つまり体の仕組みだけを見れば、運動した日は食欲が落ち着いているはずなのです。
それなのに、なぜ運動した日に限って甘いものへの欲求が強くなるのでしょうか。この矛盾には、体の外側にある別の理由が関わっています。
30分歩くと消費するカロリーは、実際どれくらいなのか
まず基本のデータとして、30分歩いたときに消費するカロリーを確認しておきます。
体重60kgの人が、時速4km程度の普通の速さで30分歩いた場合、消費カロリーはおよそ110kcal程度と計算されます。
これは運動の強さを表す「メッツ」という指標をもとにした一般的な目安で、体重や歩く速さによって数字は前後します。
数字だけを見ると、そこまで大きな消費量ではないことが分かります。この数字が、後のページで大きな意味を持ってきます。

