銀行が硬貨の入金に手数料を取り始めた流れ
むかしは、たまった小銭を銀行に持って行けば、無料で口座に入れてもらえるのが当たり前でした。ところが今は、枚数によって手数料がかかるようになっています。
報道によると、有料化を始めたのは2019年のりそな銀行と三井住友銀行で、2020年には三菱UFJ銀行とみずほ銀行が続きました。そして2022年1月、ゆうちょ銀行も硬貨の取扱料金を新しく設けています。
背景にあるのは、硬貨を数える機械の維持費や、店舗を運営する費用です。低金利が長く続いたこともあり、手間のかかるサービスを無料のままにしておくのが難しくなった、と説明されています。
言いかえれば、小銭は「持っているだけならタダ、動かすとお金がかかる」ものになりつつあります。
ゆうちょ銀行のいまの料金を数字で見る
具体的な金額を見てみましょう。ゆうちょ銀行は2022年1月に硬貨取扱料金を導入し、当初は窓口で50枚までが無料、51枚から100枚までが550円という設定でした。
その後、利用者の負担を減らすとして料金が見直され、2024年4月からは窓口で100枚までが無料になりました。101枚から500枚までが550円、501枚から1000枚までが1100円、それ以上は500枚ごとに550円が加算されます。
一方、ATMで硬貨を使う場合は1枚から料金がかかります。1枚から25枚までが110円、26枚から50枚までが220円、51枚から100枚までが330円という設定です。窓口とATMで扱いが逆になっている点は、意外と知られていません。
この手数料に、いま頭を悩ませている場所があります。次のページでは、初詣でおなじみのあの場所で起きている問題を紹介します。
