レジで「この枚数は、ちょっと…」と言われたことはありますか
貯金箱や財布にたまった小銭を、レジでまとめて使おうとした。そんな経験は、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。店員さんが一瞬手を止め、後ろに並ぶ人の気配が気になってくる。あの何ともいえない空気は、思い出すだけで少し気まずいものです。
「すみません、小銭はこの枚数までで…」と断られた人もいるでしょう。そのとき、「自分の出し方が悪かったのか」「店員さんの気分なのか」と、モヤモヤした人もいるかもしれません。ところが、これは気分の問題ではありません。
じつは日本には、小銭を何枚まで使えるかを定めたルールが、きちんとあります。財務省も、公式サイトの「よくある質問」で、この点を説明しています。あの日断られたのは、ルールどおりの対応だった可能性が高いのです。
「お金なのに断られるのはおかしい」は本当か
多くの人は、こう考えます。「お金は、お金だ。払うと言っているのに、受け取らないなんておかしい」。その気持ちは、よく分かります。実際に、「小銭だからといって断るのは失礼だ」と感じた人も少なくないはずです。
ただ、日本のルールでは、事情が少し違います。お店には、小銭の枚数があまりに多い場合に、断ることができる権利があるのです。お客さんがお金を出したからといって、すべてを必ず受け取らなければならない、というわけではありません。
それでは、その上限は何枚なのでしょうか。お店のレジ横を見ると、「小銭は10枚まで」「50枚までにしてください」「100枚以上はお断り」と、書いてある数字がお店によってバラバラです。いったい、どれが正しいのでしょうか。
