もし上限を超えて出したら、その場はどうなるか
実際の流れを考えてみましょう。レジで上限を超える枚数の硬貨を出した場合、お店は「この枚数では受け取れません」と伝えることができます。
このとき、支払いはまだ終わっていない状態です。お客さんの側は、お札やカードなど別の方法で払い直すか、枚数を減らして出し直すことになります。
逆に、お店が「大丈夫ですよ」と受け取れば、それで支払いは完了します。断るかどうかを決めるのはお店の側で、お客さんが受け取りを強いることはできない、という関係です。
つまり、上限を超えて出す行為そのものは、法律違反ではありません。ただし、その先に別の問題が起こる可能性はあります。
罰則やトラブルになることはあるのですか
「小銭を出しすぎたら罰せられるの?」という疑問を持つ方もいます。結論から言えば、枚数を超えて出したこと自体に罰則を定めた規定はありません。
ただし、弁護士事務所などが公開している一般的な解説では、断られたことに腹を立てて怒鳴るなど、お店の業務を力ずくで止めるような行為に発展した場合は、別の罪に問われる可能性があると説明されています。
また、あきらかに嫌がらせの目的で何度も繰り返せば、話は変わってきます。制度としては「断れる」というだけのシンプルな仕組みですが、使い方次第でトラブルになりうる、ということです。
ところで、この決まりはお店だけの話でしょうか。税金や公共料金の窓口ではどうなるのか、次のページで確認しておきましょう。
