房のまま保存するとなぜ傷みやすいのか
先ほど触れた「房のまま保存しない方がいい」という話には、もう少し具体的な理由があります。
バナナは自分自身から、追熟を進める働きを持つガスを発生させる性質があります。房のまま置いておくと、隣り合ったバナナ同士がこのガスの影響を受けやすくなり、熟すスピードが早まりすぎてしまうことがあるとされています。
結果として、傷みも早まりやすくなると考えられています。このガスの正体について、もう少し詳しく見てみましょう。
バナナ自身が出す「追熟ガス」の正体
バナナが発生させるこのガスは、植物ホルモンの一種で、果物の追熟を促す働きを持つとされています。
バナナだけでなく、りんごやメロンなど、他の一部の果物からも同じような働きを持つガスが発生するといわれています。これらの果物とバナナを一緒に保存すると、互いに影響し合って熟成が早まることがあるようです。
このガスの影響を抑えるには、ラップや保存袋で1本ずつ包む方法が知られています。ところで、そもそもなぜ低温にさらされると皮が黒くなるのか、その仕組みはまだ説明していませんでした。
