「傷みやすいから冷蔵庫へ」は勘違いだった?
果物が傷みそうになると、多くの人はまず冷蔵庫に入れようとします。バナナも同じで、常温で置いていると不安になり、冷蔵庫に避難させる方は少なくありません。
しかし、バナナはもともと熱帯で育つ植物です。寒さに強い果物ではなく、保存に向いた温度は一般的に15〜20℃前後とされています。冷蔵庫の温度帯とは、かなりの開きがあります。
つまり「傷みやすいから冷やす」という発想は、バナナに関してはやや的外れなのです。冷やせば安心、とは限りません。
冷蔵庫の中は何度?バナナには冷たすぎる事情
家庭用冷蔵庫の冷蔵室はおよそ0〜6℃、野菜室でも3〜9℃程度が一般的とされています。
バナナが好む15〜20℃と比べると、10℃以上も低いことになります。この温度差が、バナナにとって思った以上に大きな負担になっていると考えられています。
実は、この負担が続くとバナナの体の中では静かに、ある変化が始まっているとされています。その正体こそ「低温障害」と呼ばれる現象です。

