バナナだけじゃない、寒さが苦手な仲間たち
低温障害を起こしやすい食材は、バナナ以外にも意外とたくさんあります。代表的なものとして、さつまいも、パインアップル、レモンなどが挙げられることがあります。
これらに共通するのは、もともと暖かい地域で育つ植物であるという点です。冷蔵庫のような低温環境は、こうした食材にとって本来の育った環境とはかけ離れているといえます。
この「寒さが苦手」という性質は、日本だけでなく海外でも共通して知られている現象です。
海外でも「チリング・インジャリー」と呼ばれる共通の悩み
英語圏では、低温障害にあたる現象を「チリング・インジャリー」と呼ぶことがあります。直訳すると「冷えによる傷み」といった意味合いです。
熱帯産のフルーツを扱う海外の生産者や流通業者の間でも、輸送中や保管中の温度管理は昔から大きな課題とされてきました。日本の家庭で起きていることと、根っこの部分は同じなのです。
では、実際にどんなことに気をつければ、バナナを冷蔵庫でうまく付き合わせられるのでしょうか。ここからは具体的な注意点を見ていきます。
