もし赤道直下でバナナを常温に置きっぱなしにしたら
仮に、気温が高く安定している赤道直下の地域でバナナを常温保存したとします。この場合、低温障害の心配はほとんどないと考えられます。
むしろ気をつけるべきは、暑さによって熟成が進みすぎてしまうことの方かもしれません。バナナにとっては「寒さ」だけでなく「暑さ」も、傷みにつながる要因の一つです。
つまり、バナナの保存は「冷やせば安心」でも「常温なら絶対安心」でもなく、適した温度帯を保つことがポイントだといえそうです。
黒い斑点「シュガースポット」は傷みのサインじゃない
ここで、よくある誤解を一つ整理しておきましょう。バナナの皮に出てくる茶色い斑点は「シュガースポット」と呼ばれるものです。
これは低温障害とは違い、バナナが食べ頃まで熟した証拠とされています。傷んでいるサインではなく、むしろおいしくなったサインだといえます。
低温障害による皮全体の黒ずみと、シュガースポットによる斑点は、見た目は似ていても意味がまったく異なります。この違いを知っておくと、無駄に捨ててしまうことを防げそうです。
