328人があくびの動画を見た、ある実験の様子
アメリカのデューク大学で行われた実験では、328人の健康な参加者が、人があくびをしている3分間の映像を見せられました。
その間に何回あくびをしたかを記録したところ、まったくあくびをしなかった人から、15回近くあくびをした人まで、その数には大きな幅があったといいます。
全体で見ると、328人のうち222人が、映像を見ている間に少なくとも1回はあくびをしたと報告されています。
この結果は、あくびの伝染が誰にでも同じように起きるわけではないことを、はっきりと示しています。
「共感力が高い人ほどうつりやすい」は思い込みかもしれません
「あくびがうつりやすい人は、それだけ共感力が高いのだろう」と考える方も多いのではないでしょうか。
実はこの考え方、必ずしも正しいとは言い切れません。先ほどのデューク大学の研究では、共感の度合いを測る質問なども合わせて調べられましたが、共感の強さとあくびのうつりやすさに、はっきりとした関係は見られなかったと報告されています。
疲れ具合や元気の度合いといった要素についても、同じように明確な関係は確認できなかったとされています。
共感力では説明がつかないとすれば、いったい何が関係しているのでしょうか。ここで、少し意外な性格の傾向が関わってくるという研究が登場します。
