もし「人の気持ちに動かされにくい性格」だったら、あくびはうつる?
あくびの伝染と、性格の傾向との関係を調べた研究があります。ここで取り上げられているのは、人の気持ちにあまり動かされにくいとされる性格の傾向です。
この研究では、そうした傾向が強い人ほど、あくびがうつりにくいという結果が報告されています。人とのつながりを感じにくい性格の傾向が、あくびの伝染にも影響している可能性があるということです。
これは、あくびの伝染が単なる体の反射ではなく、人と人との心理的なつながりと、より深く結びついていることを示す一つの手がかりだと言えそうです。
この研究、実はかなり大規模に行われたものだったのです。
50か国以上、458人が参加した大規模研究
先ほどの性格傾向とあくびの関係を調べた研究は、50か国以上の国籍を持つ458人の参加者を対象に行われました。
これは、あくびの伝染に関する研究の中でも、特に規模の大きいものの一つとされています。参加者には大学生だけでなく、一般の社会人も幅広く含まれていました。
国や文化が違っても、性格の傾向とあくびのうつりやすさとの間に、ある程度共通した関係が見られたという点も、興味深いポイントです。
ここまで人間の話を中心に見てきましたが、そもそもあくびの伝染は、いつごろから「研究すべきテーマ」として注目されるようになったのでしょうか。
