なぜ全員にはうつらないの?伝染しない人に起きていること
あくびがうつらなかった人たちは、我慢しているのでしょうか。それとも、そもそもあくびをしたい感覚すら起きていないのでしょうか。
デューク大学の研究によると、あくびがうつらなかった人の多くは、あくびを我慢していたわけではなく、そもそも「あくびをしたい」という感覚自体をほとんど感じていなかったと報告されています。
これは、あくびの伝染が「見た」「見なかった」だけの問題ではなく、その人の脳がどのように反応するかという、もっと根本的な違いによるものであることを示しています。
では、あくびが伝染しにくい人には、どのような特徴があるのでしょうか。
あくびが伝染しにくい人に見られる、いくつかの傾向
これまで紹介してきた研究を振り返ると、あくびが伝染しにくい人には、いくつかの傾向が重なって見られることが分かります。
年齢が高めであること、人の気持ちにあまり動かされにくい性格の傾向があること、相手との心理的な距離が遠いことなどが、うつりにくさと関係している可能性があるとされています。
ただし、これらはあくまで「傾向」であり、一人ひとりに当てはめて言い切れるものではありません。あくびがうつらないからといって、冷たい人だとか、共感力が低い人だとか、単純に決めつけることはできないのです。
ここで改めて、親しい人との関係が、あくびの伝染にどう影響するのか、具体的な場面から見てみましょう。
