海外の研究で見えてきた「親しさとあくび」の関係
イタリアの大学の研究者たちが、日常生活の中で人々があくびをする場面を長期間にわたって観察した調査があります。
この調査では、見知らぬ人どうしよりも、友人や家族といった親しい関係にある人どうしのほうが、あくびがうつりやすいという結果が報告されています。
これは、あくびの伝染が単なる反射ではなく、相手との心理的な距離とも結びついていることを示す興味深いデータだと言えます。
数字のうえでの傾向だけでなく、実際にこの現象をどう捉えているのか、専門家の見方にも注目してみましょう。
専門家は「あくびの伝染」をどう見ているのか
あくびの研究に携わる専門家の間では、あくびの伝染を「原始的な共感のしくみ」と捉える見方が広く紹介されています。
これは、言葉を交わさなくても、相手の状態を無意識のうちに感じ取り、自分の体に反映させるようなはたらきだとされる考え方です。
ただし、これはあくまで一つの見解であり、あくびの伝染をめぐる仕組みについては、まだ研究者どうしでも意見が分かれている部分が多いのが実情です。
大人の間でこれだけ議論があるあくびの伝染、子どもの世界ではどうなっているのでしょうか。
