気温とあくびにも関係がある、という研究
「脳を冷やすためにあくびをする」という考え方を裏づけるように、周りの気温とあくびの回数にも関係があるという研究結果が報告されています。
この研究では、気温が体温に近いくらいまで上がると、あくびの回数がかえって減る傾向があることが示されています。これは、外の空気が体温より高いと、あくびをしても脳を冷やす効果が得にくくなるためではないかと考えられています。
季節や気温によって、あくびの出方が微妙に変わっているとしたら、面白いですよね。
ここまで新しい説を紹介してきましたが、最後にもう一つ、昔から広く信じられてきた誤解についても触れておきましょう。
「あくびは酸素不足のサイン」という話、実は誤解です
「部屋の空気が悪くて酸素が足りないから、あくびが出る」という話を耳にしたことはありませんか。実はこれ、広く知られているわりに、科学的な裏づけは弱いとされている考え方です。
実際の実験では、部屋の中の酸素や二酸化炭素の量を意図的に変えても、あくびの回数はほとんど変わらなかったという結果が報告されています。
それよりも、脳の温度や、覚醒の状態が切り替わるタイミングのほうが、あくびの発生には強く関わっていると考えられています。
長く信じられてきた話ほど、実は思い込みだったということもあるのですね。ここまでの内容を、最後に整理してみましょう。
