「眠るための一杯」をしている人はどれくらいいる?
日本人を対象にした調査では、週に1回以上「眠るために」お酒を飲む人の割合は、男性でおよそ48%、女性でおよそ18%にのぼると報告されています。
これは、決して一部の人だけの特別な習慣ではないということを示しています。男性ではおよそ2人に1人が、何らかの形で「眠るための一杯」を経験しているという計算になります。
また、この調査では、生活習慣病のリスクが高まるとされる量のお酒を日常的に飲んでいる人の割合も示されています。寝酒の習慣と、飲酒量そのものが多くなりがちな傾向は、無関係ではなさそうです。
これほど身近な習慣になった背景とは
寝酒がこれほど広まった背景には、コンビニエンスストアなどで手軽にお酒を買える環境が大きく関わっていると考えられます。仕事や家事で疲れて帰宅した後、わざわざ病院に相談するよりも、缶チューハイ1本を買うほうが、はるかに簡単だからです。
また、「薬を飲むほどではないけれど、なんとなく寝つきが悪い」という、軽い悩みを抱える人にとって、お酒は最も手を出しやすい選択肢の一つになっているとも言われています。
多くの人が知らないのですが、この「手軽さ」こそが、寝酒の影響を見過ごしやすくしている一因かもしれません。次のページでは、お酒を飲むと本当に眠りやすくなるのか、その体の仕組みを見ていきます。
