38分で終わった戦争…1896年、その間に起きたことが凄すぎた

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なぜこれほど早く決着したのでしょうか

ここまでの内容を整理すると、なぜこの戦いがこれほど短時間で終わったのか、その理由が見えてきます。第一に、両者の軍事力に圧倒的な差があったことです。近代的な軍艦と旧式の武器では、勝負になりません。第二に、宮殿という建物自体が、そもそも防御を想定して作られていなかったことです。宮殿は木造に近い造りで、戦闘用の要塞ではありませんでした。

第三に、守り手の多くが訓練された兵士ではなく、急きょ集められた住民や使用人だったことです。統率の取れた反撃は難しかったと考えられます。これらの要因が重なった結果、本格的な戦闘というよりも、一方的な砲撃に近い展開になり、わずか数十分で決着がついたと考えられています。

もしイギリスが本気を出していなかったら

もう一つ想像してみましょう。もしイギリス側が、ここまで圧倒的な戦力を用意せず、もう少し控えめな対応をしていたらどうなっていたでしょうか。当時のイギリス本国からは、現地の担当者に対して「必要と考える措置を取ってよい」という趣旨の許可が出されていたと伝えられています。つまり、現地の判断にかなりの裁量が与えられていたのです。

もし本国からの許可がもっと慎重なものであれば、いきなりの武力行使ではなく、交渉を続ける道もあったかもしれません。しかし実際には、圧倒的な戦力を見せつけることで、短期間かつ最小限の自軍の被害で決着をつける、という方針が取られました。この判断が、結果的に「世界最短の戦争」という記録を生むことになったのです。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。