第14位はゆかりご飯
14位はゆかりご飯です。赤しそを原料としたふりかけ「ゆかり」を白いご飯に混ぜたもので、独特の酸味と香りが特徴です。給食で出たときは、混ぜご飯として提供されることが多く、紫がかった赤いご飯の色が目を引きました。
この「ゆかり」を作る三島食品によると、誕生は1970年です。当時、梅干の色付けのために使われていた赤しそに注目し、これを使ったふりかけができないかと開発を重ねた結果、生まれたとされています。最初は業務用として売り出されたのも、意外なポイントです。
給食の定番としてすっかり定着し、大人になってからも家庭の食卓で見かける存在になりました。それでも、あの教室で食べたゆかりご飯の味は、家庭のものとは少し違うと感じる人もいます。
ささやかな特別感が、記憶を長持ちさせる
ゆかりご飯の魅力は、決して派手ではありません。白いご飯に少し味と色が加わるだけで、「今日はちょっと違うな」という気分になります。このささやかな特別感こそが、記憶に残り続ける理由です。給食のゆかりご飯は、ふりかけを自分でかけるのではなく、あらかじめ全体に混ざっていたため、全員が同じ味を同時に食べるという一体感もありました。
アンケートの自由回答では、ゆかりご飯への言及が繰り返し見られます。「一番好き」ではなく「よく覚えている」というタイプの料理で、順位が中位にとどまるのも、その性格をよく表しています。
続く13位は、赤いソースの料理です。トマトの酸味とひき肉の旨味が合わさったソースを、主食にかけて食べました。ただ、その「主食」が、普段のパンでもご飯でもなかったところに、この料理が給食の洋風化を象徴する理由があります。
