第10位はクリームシチュー
10位はクリームシチューです。macaroniの投票では81票で6位、2010年のマルハニチロ調査でも7位に入っています。昭和中期から後期にかけて洋風化が進むなかで、給食の定番になっていったメニューです。ホワイトソースを小麦粉から手作りする調理場もあり、そのとろみ具合も学校ごとに違いました。
白いソースの中に、鶏肉やじゃがいも、にんじんなどの野菜が入っていて、パンとの相性が抜群でした。温かくてまろやかな味は、寒い季節の給食に、ほっとするような安心感をもたらしました。
一口目の熱さに驚いて、フーフーと冷ましながら食べた記憶を持つ人も多いはずです。給食のクリームシチューは、味だけでなく、温度や湯気の感覚と一緒に覚えられている料理です。
具の大きさまで覚えている、不思議な一皿
クリームシチューは、学校によって具の大きさや味が異なることで、個人的な思い出が強化される料理です。野菜が大きかった、鶏肉が少なかった、など、細かい部分まで覚えている人もいます。苦手な食材を端に寄せて、最後まで残した子の姿も、教室の風景として思い出されます。
この料理が給食で愛されたのは、栄養面でも理にかなっていたからです。牛乳を使ったソースは、カルシウムを摂るうえでも役立ち、野菜が苦手な子どもでも食べやすい料理でした。
続く9位は、シチューとは正反対の、冷たさが主役の果物です。皮をむこうとすると指先が痛くなり、少しずつ溶けるのを待つ時間までもが、ひとつのイベントになっていました。macaroniの投票では5位に入っています。
