第15位は春雨サラダ
15位は春雨サラダです。macaroniの投票では58票で、肉じゃがやフルーツポンチと並ぶ11位タイでした。細い春雨に、きゅうりやハム、にんじんなどを合わせ、酢と砂糖をベースにした味付けで和えた副菜です。中華風のごま油の香りがする学校もあれば、さっぱりした酢の味の学校もありました。
春雨は、緑豆やじゃがいものでんぷんから作られる、透明感のある麺です。つるんとした独特の食感があり、噛むというより「すする」ように食べた記憶を持つ人も多いでしょう。ほのかな酸味が、揚げ物の脂っこさを軽くしてくれました。
給食では、からあげや魚のフライなど、味の濃い主菜の横に置かれることが多く、「口直し」としての役割を担っていました。それがあったからこそ、主菜をおいしく食べられた、とも言えます。
単品ではなく、献立全体で記憶される料理
春雨サラダの特徴は、単品で思い出されるのではなく、献立全体のバランスを取っていたところにあります。主役を引き立てる副菜は、それ自体の人気よりも、「その日の給食が全体としておいしかった」という記憶に貢献していました。好きな料理を一つ選ぶ投票では、こうした副菜は名前を思い出してもらうだけでも難しいのです。
こうした料理は、投票型のランキングでは票を集めにくいという弱点があります。けれど、栄養バランスを考える現場の立場から見れば、欠かせない存在でした。
続く14位は、白いご飯に、ひとふりで魔法をかける粉です。紫がかった赤い粉をかけた瞬間に、いつもの白いご飯が、ほんの少しだけ特別な一杯に変わりました。この粉が誕生したのは、1970年のことです。
