あなたの学校の「1位」は、全国の1位と同じだったでしょうか
給食で一番人気だった料理を一つ挙げるとしたら、あなたは何を思い浮かべますか。同じ年代の人でも、答えは驚くほど割れます。揚げパンと答える人もいれば、カレーライスやソフト麺、ミルメークと答える人もいます。育った地域や学校、そして生まれた年によって、頭に浮かぶ「あの日の給食」がまったく違うからです。
実際に、2010年にマルハニチロがネットリサーチで約1000人に聞いた調査では、小学校の給食で思い出に残っているメニューの1位は揚げパンでした。ところが世代別に見ると、年齢が上がるほど名前が増える料理と、若い世代ほど名前が出る料理がはっきり分かれていて、同じ「給食」でも世代によって見えている景色が違うことがわかります。
では、全体をならしたとき、本当に「みんなが懐かしい」と感じる料理は何なのか。ここでクイズです。複数の調査で「1位」を取った料理は、次のうちどれでしょうか。
A:カレーライス
B:揚げパン
C:ソフト麺
D:からあげ。
答えは、ランキングの最後にお見せします。
20個の中に、今の子どもが食べたことのない料理が混ざっています
このランキングには、ひとつ大きな仕掛けがあります。2010年の調査で2位に入った料理は、30代以上になると急に名前が増える一方で、若い世代ではほとんど挙がりませんでした。つまり、いつ給食を食べたかによって、思い出のメニューが丸ごと入れ替わってしまうのです。20個の中には、その「世代の壁」を象徴する一品も入っています。
ほかにも、家庭ではほぼ再現できない主食、牛乳に入れる粉、凍ったまま配られる果物など、給食でしか出会えなかった食べ物が並びます。これらは味そのものより「どんな教室で、どんな手順で食べたか」という記憶とセットで残っていて、大人になってから聞かれても、机の位置まで思い出せるという人が少なくありません。
順位は、2022年から続くmacaroniの投票や2010年のマルハニチロ調査など、公開されている複数の調査を見比べ、名前が挙がる頻度と「いかにも給食らしいか」を合わせて決めました。ランキングは20位から始まります。最初に登場するのは、一見いちばん地味なあの揚げ物です。
