第9位は冷凍みかん
9位は冷凍みかんです。macaroniの投票では116票で5位に入っています。普通のみかんではなく、「冷たいみかん」であることが最大の特徴で、給食の思い出として語られることの多い果物です。配られた直後は石のように硬く、先生に「少し待ってから食べなさい」と言われた人もいるでしょう。
皮をむく手が冷たくなり、少し溶けるのを待つ時間までを含めて、ひとつのイベントになりました。凍ったままの実をかじって、シャリシャリとした食感を楽しむ子もいれば、完全に溶けるまで待ち続ける子もいました。
冷たさ、甘さ、皮のむきにくさという三つの特徴が重なるので、普通のみかんよりも、記憶の手がかりが多いのです。大人になってから食べても、すぐにあの教室の風景が浮かんでくる人が多いのは、そのためです。
出る回数が少ないから、記憶に残る
冷凍みかんが特別なのは、出る回数が限られているからです。毎日出るわけではないので、出た日の記憶が際立ちます。学校や地域によって出る時期も違い、夏場に出た記憶を持つ人もいれば、冬に出た記憶を持つ人もいます。一年に数回という学校もあり、献立表に印がつくほど待たれる、まさに特別な日の果物でした。
こうした感覚的な記憶は、文字や数字よりも長く残りやすいと言われます。冷たさ、手触り、甘酸っぱさといった感覚は、思い出す際の強力な手がかりになるのです。
続く8位は、カラフルな色合いが印象的なデザートです。シロップの中に、いろいろな果物が浮かんでいて、スプーンですくうたびに、中身が違いました。何が当たるか、ちょっとした宝探しのようでもありました。
