第3位はソフト麺
3位はソフト麺です。正式な名称は「ソフトスパゲッティ式めん」といい、通称は「ソフトめん」や「スパうどん」でした。macaroniの投票では124票で4位、2010年のマルハニチロ調査では3位に入っています。
開発された背景には、1960年代、主食がパンだけだった給食で、パンが不評で給食離れが進んでいたという事情がありました。米飯の導入がまだできない中、パンの材料を利用して開発されたのがソフト麺です。東京都が1965年に採用したことで、普及が広がったとされています。
うどんとは違って強力粉が使われていて、蒸した後に茹でる工程を経ているので、伸びにくく消化がよいという特徴があります。ミートソースやカレーなど、さまざまなソースと組み合わせて食べられました。
家庭で再現できない、「給食のための主食」
ソフト麺が特別なのは、給食のために作られた主食だからです。大量給食に対応でき、やわらかい食感がある一方で、製造には40分ほどの時間をかけて90度の蒸気殺菌を行うなど、他の麺類に比べて手間がかかります。そのため、業者に敬遠されるようにもなりました。
東京都では2015年に規格外とされ、給食から除外されました。現在では、給食の麺の種類は増えていますが、「給食のために生まれた主食」という個性を持つ麺は、ソフト麺ほど強くありません。だからこそ、世代を超えて懐かしさが残り続けています。
続く2位は、1976年に米飯給食が制度上はっきり位置づけられた後、大鍋の香りとともに定着した料理です。ご飯との組み合わせが、日本の給食を大きく変えました。
