第17位は豚汁
17位は豚汁です。macaroniの投票では54票で、焼きそばと並ぶ14位タイでした。味噌と豚肉の香りに、にんじんや大根、ごぼうなどの野菜が加わった汁物で、家庭の夕食に近い安心感があります。冬の献立表に豚汁の文字を見つけると、朝からその日が待ち遠しかったという人も少なくありません。
給食の豚汁が印象的だったのは、大量に作ることで生まれる具だくさんの豊かさです。大きな釜で煮込まれた豚汁は、家庭のものより野菜の旨味がしっかり溶け出していて、おかわりをする子も多くいました。
寒い季節に出ると、教室の窓ガラスが曇るほど湯気が立ちのぼり、冷えた手をお椀で温めた記憶と結びついている人もいます。豚汁は、味だけでなく、温度や香りとともに思い出される料理です。
「家庭の味」なのに、給食で特別だった理由
豚汁は家庭料理の定番ですが、給食では少し違った立ち位置にありました。ご飯との相性が良く、主食、主菜、副菜と組み合わせるなかで、一食をまとめる「締め役」として機能していたのです。給食のおかわりじゃんけんで、豚汁の残りを巡って真剣勝負をした、という思い出も定番です。
また、学校ごとに具材や味噌の種類が異なるので、「うちの学校の豚汁」にはそれぞれ個性がありました。同窓会で話すと、他校の豚汁の具が全然違うことに驚く、という声もよく聞かれます。
さて、続く16位も、家庭料理の代表と呼ばれる煮物です。ところが、給食で出てくると、なぜか家で食べるものとは別物のように感じられました。甘辛い味付けの秘密は、大量に作るときの鍋の大きさにありそうです。
