【いびきの正体】隠れている可能性がある病気は「睡眠時無呼吸症候群」です
ここまで見てきた通り、習慣的な大きいびきや、睡眠中の呼吸停止の背景に隠れている可能性がある病気は「睡眠時無呼吸症候群」です。
単なる寝方のクセや疲れによる一時的ないびきと違い、この病気は、眠っている間に気道がふさがったり狭くなったりすることで、呼吸が繰り返し止まってしまう状態を指します。
日本国内だけでも、数百万人から900万人以上という規模で潜在的な患者がいると推計されており、決して珍しい病気ではありません。それにもかかわらず、多くの人が「ただのいびき」として見過ごしてしまっているのが実情です。
なぜ、いびきが病気のサインになるのか
いびきが病気のサインになる理由は、これまで説明してきた通り、気道が狭くなることと深く関係しています。狭くなった気道を空気が通ることでいびきの音が生まれ、さらに狭くなりすぎると呼吸そのものが止まってしまいます。
つまり、いびきは「気道が狭くなっているサイン」であり、その延長線上に無呼吸という、より深刻な状態が存在しているのです。
すべてのいびきが病気につながるわけではありませんが、いびきの音の変化や呼吸の止まり方に注目することで、体からの大切なサインを見逃さずに済むかもしれません。次のページでは、実際にどのような治療が行われているのかを紹介します。
