男女・年代でここまで違う発症の傾向
日本呼吸器学会によると、この病気は成人男性の約3〜7%、成人女性の約2〜5%に見られるとされています。男性では40代から50代が半数以上を占める一方で、女性では閉経後に増える傾向があるとされています。
これは、女性ホルモンに気道を広げる働きがあると考えられており、閉経によってその働きが弱まることが関係していると言われています。
中等症以上に限ると、成人男性の約20%、閉経後の女性の約10%にのぼるとも言われ、年齢とともにリスクが上がっていくことがうかがえます。
重症のまま放置すると、死亡率は2.6倍に
治療をせずに重症の状態が続いた場合について、専門家からは厳しい指摘もされています。重症のこの病気の患者さんの死亡率は、健康な人と比べて約2.6倍にもなるという報告があります。
無呼吸によって心不全や急性心筋梗塞、脳梗塞などの合併症を引き起こし、突然死のリスクが高まるためだと説明されています。
ここまで、いびきの仕組みや事故の事例、体への影響を見てきました。次のページでは、いよいよこの記事のテーマである「いびきの正体」について、まとめてお伝えします。
