なぜ140年近く形が変わらなかったのか
「なぜ〒マークは、これほど長い間変わらなかったのでしょうか」。理由の一つとして考えられるのは、〒マークがすでに地図記号として広く定着していたことです。
教科書や地図に載る記号を急に変えてしまうと、社会に大きな混乱を招きかねません。
また、〒マークは形がシンプルで覚えやすく、一目で郵便だと分かるという実用的な良さも備えていました。デザインとしての完成度の高さも、長く使われ続けた理由の一つと言われる場合があります。
こうした複数の理由が重なり合って、〒マークは今日まで大切に受け継がれてきたと考えられます。
似ている記号との混同に気をつけたいポイント
最後に、少し気をつけたいポイントを一つ紹介します。〒マークは、先ほど紹介した顔の記号「〠」や、似たような形の記号と混同されることがあります。
特に手書きで住所を書くときには、〒の形が崩れて別の記号のように見えてしまうこともあるようです。
郵便物を送る際は、〒マークのあとに正しい郵便番号を書くことが基本とされています。
何気なく使っている記号だからこそ、正しい形と使い方を意識してみると、より丁寧な印象につながるはずです。
