海外の郵便マークにまつわる違い
世界に目を向けると、郵便を表すマークは国によってさまざまです。例えば、鳥の羽根やラッパをモチーフにした国もあれば、王室に関わる紋章を使う国もあるとされています。
多くの国では、その国らしい文化や歴史を反映したデザインが選ばれてきたようです。
一方、日本の〒マークは、役所の名前の頭文字がもとになっているという点で、やや珍しいタイプに分類されるかもしれません。
国のシンボルというより、担当していた役所の名前がそのまま形として残っている点は、日本らしい成り立ちと言えそうです。
「〒」は世界共通ではない
よくある勘違いの一つに、「〒マークは世界共通の記号だ」というものがあります。しかし、これは正しくありません。
〒マークは、あくまで日本独自の記号です。海外では、郵便を表す記号として、それぞれの国が定めた別のマークが使われています。
日本産業規格、いわゆるJISでも、〒はあくまで日本国内の「郵便記号」として定められています。
海外の郵便物に日本の住所を書くときなど、〒マークを使う場面には少し注意が必要とも言われています。次のページでは、〒という記号そのものの正式な呼び方について見ていきます。
