諸説の中でも語られる、それぞれの見方
〒マークの由来については、これまで紹介してきた通り、いくつかの説が伝えられています。研究者や郷土史に詳しい方々の間でも、どの説が正しいと断定することは難しいとされる場合が多いようです。
一般的には、「テ」を図案化したという説が最も多く語られていますが、「Tの上に線を足しただけ」というシンプルな説を支持する声もあるとされています。
どちらの説にしても、逓信省という名前と深く結びついている点は共通しており、当時の関係者たちが役所の名前を大切にしていたことがうかがえます。
テレビでも取り上げられた「日本郵船旗説」
先ほど紹介した日本郵船の旗マーク説は、2018年にテレビの人気番組で取り上げられたこともあり、比較的新しい形で世に広まった説だとされています。
番組では、日本郵船の社員の間で語り継がれてきた話として、この説が紹介されたようです。
ただし、この説を裏付ける当時の公式な記録は見つかっていないともされており、あくまで一つの言い伝えとして扱うのが良さそうです。
複数の説が並び立っているという事実そのものが、〒マークの成り立ちの面白さを物語っていると言えるかもしれません。次のページでは、〒マークが誕生してからの長い歴史について振り返ります。
