具体的にどれくらいの速さで冷えたのか
実験の数字をもう少し詳しく見てみましょう。エアコンをつけながら走行する方法では、55℃あった車内温度が、わずか5分ほどで28.0℃まで下がったとされています。
同じくエアコンを使った方法でも、内気循環だけの場合は10分後に27.5℃、外気導入だけの場合は10分後に29.5℃という結果でした。
最終的な温度こそ近いものの、そこに到達するまでの時間には差があり、走行しながらの方法が最も短い時間で温度を下げられたことが分かります。「早く快適な温度にしたい」という場面では、この時間の差が大きな意味を持ちそうです。
実際にやってみるときの手順
実際にこの方法を試すときの流れを、あらためて整理しておきます。まず、車に乗り込んだら、窓を全開にします。
次に、エアコンのスイッチを入れ、外気導入に設定したうえで、設定温度を最も低く、風量を強めにします。そのまま走り出し、車内の熱い空気が外に出ていくのを待ちます。
体感で熱気が和らいできたと感じたら、窓を閉めて、エアコンを内気循環に切り替えます。信号待ちなど、走り出せない状況でも、窓を開けてしばらく待つだけで、一定の熱気を逃がす効果は期待できそうです。次は、この方法が持つ、温度以外のメリットについて見ていきます。
