5つの方法を数字で比較してみると
ここまで紹介してきた方法を、あらためて整理してみます。実験では、車内温度が55℃になった車を使って、ドアの開け閉め、冷却スプレー、エアコンの外気導入、エアコンの内気循環、エアコンをつけながらの走行という、5つの方法を試しています。
エアコンを使わない方法のうち、ドアの開け閉めは47.5℃、冷却スプレーは3分後に50.1℃まで下がったとされています。
一方、エアコンを使った3つの方法では、いずれも大きく温度が下がっており、方法によって効果の差がはっきりと出る結果になったようです。
JAFのコメントから見える実験のねらい
この実験を行ったJAFは、結果についてコメントを寄せています。JAFによると、外気導入を先に行う理由は「外の温度よりも、車内の温度のほうが高いから」だとされています。
つまり、車内にたまった熱い空気を、まずは外に逃がすことが優先されるべきだ、という考え方です。そのうえで、車内の熱気が出たあとに窓を閉めて内気循環に切り替えることが、最も効率的だとコメントしています。
専門機関が、単なる思いつきではなく、データにもとづいてこうした見解を示している点は、参考にする価値がありそうです。次のページでは、こうした背景も踏まえながら、いよいよ実験の核心に迫っていきます。
