実験で最も早く車内を冷やせた方法とは
お待たせしました。JAFの実験で、55℃まで上がった車内を最も早く冷やせたのは、「エアコンをつけながら走行する」という方法でした。
具体的には、まず窓を全開にして、エアコンを外気導入に設定し、設定温度を最も低くしたうえで走り出します。そうすることで、車内にこもった熱い空気を外に押し出しながら、外の空気と入れ替えていくことができます。
そして、車内の空気が入れ替わったタイミングで窓を閉め、エアコンを内気循環に切り替えます。この一連の流れが、実験の中で最も早く車内温度を下げる結果につながったとされています。
なぜこの手順が一番効率的なのか
なぜこの方法が最も効率的なのでしょうか。ポイントは、「まず熱気を外に逃がしてから冷やす」という順番にあります。
窓を閉め切ったまま内気循環にしてしまうと、すでに高温になった車内の空気を、そのままぐるぐると回し続けることになります。一方、最初に外気導入で熱気を外に出しておけば、エアコンが冷やす対象の空気そのものの温度が下がります。
そのうえで内気循環に切り替えれば、冷えた空気を効率よく保ちながら、車内全体を素早く快適な温度に近づけていくことができる、という仕組みです。次のページでは、この方法が実際にどれくらいのスピードで効果を発揮したのか、数字で詳しく見ていきます。
