もし何も対策せず乗り込んだら、体はどうなるのか
対策をせずに、55℃近くまで温度が上がった車内にそのまま乗り込んでしまったら、体にはどんな変化が起きるでしょうか。
高温の環境に急に身を置くと、汗をかいて体温を下げようとする一方で、体の中の水分やミネラルが失われていきます。これが続くと、めまいや吐き気、頭痛といった熱中症の初期症状につながることがあります。
とくに小さな子どもや高齢者は、体温を調節する機能が大人よりも弱いため、短時間でも重症化しやすいと指摘されています。だからこそ、乗り込む前のひと工夫が、体への負担を大きく左右することになります。
「暑さ指数」という耳慣れない言葉の意味
熱中症の危険性を表す言葉として、「暑さ指数」というものがあります。これは英語のWBGT(湿球黒球温度)を分かりやすく言い換えたもので、気温だけでなく、湿度や日差しの強さなども合わせて計算した数値です。
単純な気温よりも、体が感じる暑さの厳しさを、より正確に表せると考えられています。この暑さ指数が高くなるほど、熱中症の危険性も高まります。
車内温度を測る実験でも、この暑さ指数を使って危険度を確認していることが多いようです。次は、これまで見てきた5つの方法を、あらためて数字で比較してみましょう。
